アメリカ痔ろう闘病記 - War with anal fistula

アメリカ留学時に突如見舞われたお尻トラブルについて綴ります

突然の激痛!(3) - 肛門周囲膿瘍 - Perianal abscess

そして近くの大病院に到着。

初めて来た病院でしたが、先ほどの病院で多少行き方を聞いていたので確か受付はこっちだったはずと思って進むも見つからず。仕方なく思っていた方と違う方向にRegisterationのサインがあったのでそこで待つことに。

順番が回ってきて、紹介状をもらって来たことを説明し、医師から本日処置したほうがいいとアドバイスもらったことを伝えると、ERじゃないと今日は診療できないよ?ERはここじゃないわよと振り出しに…泣

再度痛みを堪えながらEmergency Medicineと書かれた受付へ。そこで再度受付し、ID, Insurance card, 紹介状を渡し、リストバンドをつけられて待機。

30分ほどで名前を呼ばれ、まず看護師からの病状確認、初診だったため飲酒喫煙歴などを含めた長めのインタビューを受けた後、COVID-19に関する質問も。その後、再度10分ほど待機したのち、ERへ案内される。

今度はThe ERという感じのいかにもな手術着を来た大柄な女性から、先ほどの診療と同じ格好をするように指示。着替え終わると早速触診に。まさかというか、やっぱりというか、肛門に指を入れられ、上下左右に痛みの箇所を確認されるも激痛すぎて全てが痛い!また、2回目のせいか便意が…触診中に脱糞はヤバすぎる!と思い、必死の思いで出た英語が ”Wait, wait, wait! I, I’m coming, poo!!”

極限状態で発した発言なのでご容赦願いたいところだが、改めて自分で振り返ると何てお粗末なことを言ったのかと反省…

ちなみに、その言葉に医師は反応なく、立ち去りました。

 

その後、1時間ほど放置された後に、先ほどの女性医師が現れ、何やら今から切ると言っている模様。麻酔のことを確認されるも自身の運転で来ており、妻は運転出来ないので迎えに来れない。したがって、麻酔は打てないのでとりあえず痛み止めを処方されることに。いやいや、Prisonですかココはと言いたくなるほど大柄で刺青だらけのスキンヘッドの男性が水と痛み止めを持ってきて飲めとのこと。そそくさと飲んで待機。また1時間ほど経ったころ、女性医師が再来。どんな感じー?と聞くや否や、じゃあ始まるねーと5分ほどの準備でいきなり処置に。ちょっと痛いけどすぐ済むから頑張ってーっと言われ、OKと歯を食いしばるや否や、プスッ…ハゥ!ぐぅおおおおお!!!

恐らく5分程度だったと思いますが、人生最大の痛みでした…

終わった後、抗生物質と痛み止めを飲みさらに30分ほど待機。

 

するとほとんど痛みがない。さすが!と思い感謝感激と思いながら着替え、診察結果を待っていると女性医師から”Perianal abscess”でしたと宣告。何のことやらわからない私は、そうでしたか!とにかく楽になりました!Thank you!と伝えました。2日後にWound checkのため、再度ERに来なさいと言われましたが、ERは予約不要でER受付に来るだけでいいとのこと。帰りにCVSに寄り、drop off  counterで処方箋を渡し、抗生物質と痛み止めを購入し帰宅。長く痛い1日がやっと終わりました。

 

この後、まだまだ続く闘病生活の始まりとは露知らず…