アメリカ痔ろう闘病記 - War with anal fistula

アメリカ留学時に突如見舞われたお尻トラブルについて綴ります

あれ?シコリ?(1)

激痛の肛門周囲膿瘍(Perianal abscess)から半月ほど経った3月上旬。

 

2月中旬のER以来、痛みはないものの定期的に半身浴をし、学校にも痔用のクッションを持ち歩きながら通っていました。しかし、激痛は無いものの、どことなく違和感が消えない…

また、処置後、浸出液のために患部に当てているガーゼパッドにいつまで経っても汚れが。

本当にいつになったら完治するんだろうかと思っていると、2月中旬に膿を出した箇所(肛門と尾骶骨の中間辺り)から肛門を中心として真反対の箇所(肛門と左睾丸との中間辺り)に何やら固めのシコリのようなものを発見。

 

少し押し込むと痛みを感じるものの何もしなければ痛みはない。しかし、違和感はある。この時点で私は肛門周囲膿瘍以外の可能性を感じ、ネットで検索。「肛門」「シコリ」「固い」などで調べると血栓性外痔核などの記事を発見。痔瘻(Anal fistula)も名前は既に知っていましたがこの時にようやく症状を把握。絶対に痔瘻ではあって欲しく無い!血栓性外痔核であれば、長期になるものの自然治癒も見込めるかもという自分に都合のいい記事を探し安心を求めていました。

 

案の定、改善は見られません。

シコリも少しずつ大きくなっている模様。また激痛がやってくるのが恐ろしいのでPrimary Care Doctorにfollow-up visitを予約。恐る恐る診察を受けることに。

Primary Careと言っても留学で渡米した直後に登録だけしただけで今回初対面。しかも登録ドクターは予約が取れず、別の医師に。予約の時間に伺うとCo-paymentの$30を支払うとすぐに診察室へ。小柄な若い女性医師が登場。

当たり前ですが、登録ドクターではないので基本情報もなし。一から状況を説明し、何とか触診してもらうことに。今回はシコリだったためか、医師が慣れていないからか、肛門の中には指は入れず外側のみの触診。一応、バクテリアチェックにかけるねーと少しだけ肛門付近の組織?粘膜?を採取して終了。少し待っててと言われ、元の服装に着替えて待機。

 

30分ほどすると電話を持ったままの女性医師が戻ってきて、Surgeryに行った方がいい。明朝別の病院の予約を何とか空けてもらおうと思って電話しているんだが行けるか?とのこと。

Surgery?え?外科?また切るの??

前回のERでの処置が鬼痛かったので恐怖しかない私は授業やミーティングがあることを口実に先延ばしにしようとするも呆れたような表情で明日の8:30以外はもう空けられないと言われ渋々承諾。

 

翌日の予約と場所を確認して終了。

明日、また恐怖の切開なのかなぁ…