アメリカ痔ろう闘病記 - War with anal fistula

アメリカ留学時に突如見舞われたお尻トラブルについて綴ります

Swelling up, again.....

3月上旬に診察を受けた後、病状は特に改善なくまた悪化もせず過ごしていました。3月中旬にはCOVID-19の本格的な波がアメリカにもやってきました。私の住んでいたエリアでも3月中旬から飲食店の営業停止、下旬からは外出規制も始まり、大学の授業も100%オンラインに移行しました。住んでいるアパートの共用部も閉鎖され、授業もミーティングも全て家からのオンライン参加。

 

そのような状況下、4月に入るとシコリの辺りに急激な変化が出始めました。今まで固めのシコリだったはずの箇所が急激に腫れ上がってきたのです。シコリ自体はおそらく1cm四方程度のサイズでしたが、ついには肛門から左前方部、左睾丸付近まで大きく腫れ上がってしまいました。あれ?腫れてるかな?と気づいてから2日ほどで一気にパンパンに。シコリだった辺りに少し大きめの白い点が…奴です。完全に痛みも腫れ方も肛門周囲膿瘍です。しかしながら、コロナ真っ只中。病院に行くこと自体が億劫。幼い娘も居るので万が一私がコロナをもらって帰ってきたら一大事。合わせて、オンラインとはいえ春学期終盤。課題に追われる毎日で病院に行けない日々が続きました。

 

幸い100%オンライン授業のおかげで、椅子に長時間座れない私はベッドに枕やクッションを積み上げて背もたれを作り、そこで授業やミーティングを行いました。患部に負担がかからないようにしていたおかげで痛みは前回ほどではありませんでした。1、2週間経った頃には、どこかで破れたんでしょう、腫れが次第に収まってきました。ただ、浸出液か膿かわからない汚れが下着に着く毎日…

 

痔瘻の症状が頭をよぎり、放置しても治らないことはわかっていました。ただ、どうしても病院に行く気になれず、春学期が終わる5月上旬まで1ヶ月ほど騙し騙し過ごしました。